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米Juniper、「JUNOS」ベースのアプリケーション開発プラットフォーム
米Juniper Networks(以下、Juniper)は12月10日(米国時間)、アプリケーション開発プラットフォーム「Partner Solution Development Platform」(以下、PSDP)を発表した。同社のルータ向けOS「JUNOS」をベースに、パートナーのアプリケーション開発を支援するために設計されたもので、ライセンス契約を締結したパートナー企業に提供される。
JUNOSは、特定のプロセスで障害が発生してもほかのプロセスに影響を与えない、パッチ適用や機能追加を動的に行える、といった特性を持つモジュラー型のOS。バージョンごとの分岐を持たない「シングルツリー」アーキテクチャも特徴で、シングルソースコードのため、煩雑なバージョン管理に煩わされる心配もないという。
今回提供されるPSDPでは、このJUNOSにインテリジェントでセキュアなインターフェイスを提供するSDK(ソフトウェア開発キット)などのツールを搭載。これによって、イベントごとに最適化されたルーティング、カスタマイズされた帯域管理などに加えて、セキュリティサービス、拡張性を持ったオペレーションツールセットといった、目的特化型アプリケーションの設計・開発・導入に対する支援を行えるとのこと。
JuniperのIPG(インフラストラクチャ・プロダクト・グループ)担当上級副社長、キム・パーディキュー氏はPSDPについて、「パートナーのアプリケーション開発をサポートするだけでなく、従来のパートナーシップの枠組みを超えた、斬新でユニークなビジネスを創出する可能性を秘めた革新的なプラットフォームだ」とコメントしている。
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URL
米Juniper
http://www.juniper.net/
プレスリリース(日本語抄訳)
http://juniper.co.jp/company/presscenter/pr/2007/pr-071211.html
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