米Microsoftは12月13日(米国時間)、Windows Server 2008の仮想化機能「Hyper-V」のベータ提供を開始したと発表した。同機能は、Windows Server 2008 RC1 Enterprise英語版の機能の1つとして提供され、Webサイトから無償で入手できる。
Hyper-Vは、ハイパーバイザーベースの仮想化機能で、かつては開発コード名「Viridian」や「Windows Server virtualization」の名称で呼ばれていたもの。Microsoftのスケジュールでは、Windows Server 2008の製品出荷に併せて2008年の第1四半期中にベータ提供を開始するとしていたが、今回スケジュールを前倒しして提供することとなった。製品版については、従来通り、Windows Sever 2008の製品出荷後180日以内に提供するとしている。
機能面では、Quick Migration、高レベルの可用性、Server Core Role、Server Manager Integrationなど、CTP版に含まれていなかったものも利用可能になっているとのこと。なお現段階のHyper-V(ベータ)は、英語版のWindows Server 2008 Enterprise(x64版)でのみ提供されている。