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米ベンチャー、サンフランシスコ市で無料無線LANサービス


 次世代無線インターネット接続サービスのベンチャー、米Merakiは1月4日(米国時間)、米サンフランシスコ市全域で利用できる無線インターネットサービスの実装を本格的に開始すると発表した。無線LAN機器を市民に提供して設置してもらう。年内に、市全域で無償で利用できるようになる見込みという。

 Merakiは2006年設立。メッシュ型無線インターネット技術を開発・提供しており、サンフランシスコでは「Free the Net」プログラムの下で市全域をカバーする無線LAN構築を目指す。

 同社製の無線LANリピータ機能からの信号を組み合わせてメッシュ無線網を形成。これが中央にあるサーバーと交信して、自動的に速度や性能を最適化するという。サービスを実現するため、同社は住民に太陽電池を利用する小型無線LANリピーターを配布、屋根やバルコニーに設置してもらう。ユーザーの保守作業は不要という。

 Merakiは、公共資金を利用せず民間でメッシュネットワークを構築する新しいモデルを目指す。昨年、カバー範囲2平方マイルで実装したところ伝送速度は1Mbpsを実現。4万人の利用者を集めているという。

 また、同社はシリーズB資金調達ラウンドとして、米Sequoia Capitalなどベンチャーキャピタルから総額約2000万ドルを調達したと発表している。



URL
  米Meraki
  http://www.meraki.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=/www/story/01-04-2008/0004730467&EDATE=


( Infostand )
2008/01/07 09:09

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