米IBMは1月18日(米国時間)、データセンター管理自動化ソフトウェアの最新版「Tivoli Provisioning Manager(TPM)5.1.1」を発表した。手動による操作を簡素化し、クラウドコンピューティング対応を強化したという。
TPMは、OS、アプリケーション、パッチ、ミドルウェアを自動で発見・実装・設定・管理できるソフトウェア。仮想サーバーと物理サーバーの両方に対応。SANやNASといったストレージリソース、ルーターやスイッチなどのネットワーク端末を全体的に管理することで、データセンターの運行を効率化する。
最新機能として、ユーザーの操作を登録する「Web Replay」、Windows/Linux/AIX/Solarisとクロスプラットフォームでのパッチサポート、動画などのコンテンツを効率よく配信する「Dynamic Content Delivery」がある。Web Replayは、マウスクリック、データ書き込みなど、あるタスクにおける操作を保存して、自動的に再現できるというもの。
このほか、「Tivoli Application Dependency Discovery Manager(TADDM)」との連携を強化した。これはアプリケーションインフラマップを作成、規制順守に役立てたり問題解決を高速化できるという。
電力管理では、利用されていないサーバーを自動的にスタンバイ状態にすることなどで消費電力を削減できるという。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/23334.wss
( Infostand )
2008/01/21 09:09
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