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米IBMと独SAPが提携、Lotus NotesからSAPシステムへアクセス可能に


 米IBMと独SAPは1月21日(米国時間)、両社の製品を連携させるソフトウェア「Atlantic」(開発コード名)を共同開発すると発表した。年内に提供する予定。IBMの「Lotus Notes」デスクトップ環境からSAPの業務アプリケーションにアクセスできるようにする。SAPにとっては米Microsoftに次ぐ提携となり、自社アプリケーションユーザーのすそ野を広げる狙いだ。

 Atlanticは、Lotus Notesと「SAP Business Suite」をシームレスに連携するためのパッケージ。Lotus Notesデスクトップアプリケーションの利用状況に応じて、SAPシステムにアクセスし、ワークフロー、レポート、分析などの機能を利用できるようにする。慣れ親しんだユーザーインターフェイスを利用して情報やデータにアクセスできるため、ユーザーのすそ野を広げ、タイムリーな意思決定を支援するという。

 両社はさらに、Lotus Notesや「Lotus Domino」のコラボレーション機能、オフライン機能にも連携の分野を拡大する。

 Lotus Notesのユーザーは世界に1億3500万人。SAPとIBMは35年以上の提携関係にあって共通顧客も多く、Atlanticのようなソフトウェアを求める声が多かったとしている。Atlanticのカスタマイズは、IBMのサービス事業部であるIBM Global Business Servicesが担当する。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  独SAP
  http://www.sap.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/23364.wss


( Infostand )
2008/01/23 08:59

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