ネットワーク機器大手の米Cisco Systemsは1月28日(米国時間)、次世代スイッチブランド「Nexus」を発表した。イーサネットスイッチにストレージ機能を統合したデータセンター級のスイッチで、サーバーなどの機器の統合や、仮想化技術の導入がしやすくなるという。今年第2四半期中に提供を開始する。「Data Center 3.0」として進めている次世代ネットワーク戦略を強化する。
第一弾の「Cisco Nexus 7000 Series」は、イーサネット、IP、ストレージを単一のネットワークファブリックに統合したフラッグシップモデル。単一のシャーシで最大通信速度毎秒15テラビットを実現。10ギガビットイーサネットを512ポート搭載可能で、将来は40ギガビットイーサネット、100ギガビットイーサネットもサポートする予定。
OSに最新の「Cisco NX-OS」を搭載し、モジュール設計によってサービスを停止することなくシステムのアップグレードが可能。また自己診断機能により、システムダウンも予防できるという。
仮想化対応も特徴で、同社が昨年12月に発表したセキュリティアーキテクチャ「Cisco Trusted Security」をサポートした初のプラットフォームとなる。このほか、データセンター内のネットワークの可視化を強化できる管理ソフト「Cisco Data Center Network Manager(DCNM)」にも対応する。価格は75,000ドルから。
Ciscoは同日、主力スイッチ製品「Catalyst」でも、16ポート対応可能な10ギガビットイーサネットモジュールを発表した。1台の「Cisco Catalyst 6500 Series Switch」で最大130ポートを搭載できるという。
■ URL
米Cisco Systems
http://www.cisco.com/
プレスリリース(英文)
http://newsroom.cisco.com/dlls/2008/prod_012808b.html
http://newsroom.cisco.com/dlls/2008/prod_012808.html
( Infostand )
2008/01/29 08:45
|