米Sun Microsystemsは1月29日(米国時間)、移動可能なコンテナ型仮想化データセンター「Project Blackbox(コード名)」の名称を「Sun Modular Datacenter(Sun MD)S20」として製品化、販売を開始したと発表した。あわせて、Sun MDの設置場所の準備から検証、既存ITインフラとの統合までをカバーする「Sun Modular Datacenter Suite of Services」も発表した。
Sun MDは、輸送用20フィートコンテナにIT機器を搭載することで、車両、鉄道、船舶、航空機などあらゆる移送を可能にしたモジュラ型データセンター。高密度で省エネ性に優れており、短時間での導入のほか、拡張性・移動性も実現している。異機種混合環境にも対応しており、最大18テラフロップの処理能力、あるいは3PB(ペタバイト)のディスク容量を持たせることが可能。通常のデータセンターを構築するよりも、迅速に、段階的に構築することが可能で、従来比およそ10分の1の時間で高密度コンピューティング環境を構築できるという。