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セキュリティソフトのテスト標準化団体「AMTSO」が発足
マルウェア対策ソフトのテスト標準化に取り組む業界団体Anti-Malware Testing Standards Organization(AMTSO)が2月4日(現地時間)発足した。世界の主要セキュリティベンダーを中心に約40社が参加、複雑化するマルウェア対策ソフトに対する統一したテスト標準の確立を目指す。
AMTSOによると、マルウェアが複雑になるとともに、対策ソフトも複雑化して、不正確な製品レビューのため消費者の誤解を招くケースが発生。既存のテスト技術では効果的かつ適切な評価ができなくなっているためで、こうした問題に対応するため、標準的手法が求められているという。
同日発表したAMTSOの活動内容は、テストに関連したディスカッションフォーラム、客観的なテスト標準およびベストプラクティスの開発と公開、啓発と認知の向上、テスト手法を支援するツールやリソースの提供、セキュリティソフトのテストに関連した分析やレビューの提供など。これらによって、消費者にマルウェア対策ソフトに関する正確な情報を提供するという。
参加したのは、米McAfee、米Symantec、米Microsoft、スペインのPanda Software、フィンランドのF-Secure、ロシアのKaspersky Lab、英Sophos、Trend Microなど。AMTSOは、2007年5月に設立ビジョンを発表したあと、チャーターの策定などの準備を進め、今回、正式発足にこぎつけた。
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URL
AMTSO
http://www.amtso.org/
プレスリリース(英文)
http://www.amtso.org/index.php?view=article&catid=2%3Apressreleases&id=5%3Aformationpressrelease&option=com_content&Itemid=2
( Infostand )
2008/02/06 09:00
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