米Red Hatは2月13日(米国時間)、JBossブランドで展開するミドルウェア製品のエンタープライズ事業を強化する新イニシアティブ「Enterprise Acceleration」を発表した。ラボやテストなどの活動を通じて、大企業市場への浸透を図る。
Enterprise Accelerationは、「JBoss Enterprise Middleware」をベースとしたオープンソースミドルウェアへの移行を支援する。JBoss Enterprise Middlewareは、Red Hatが2006年4月に買収したJBossのJavaアプリケーションサーバー、Tomcat、ESBなどで構成するミドルウェアスタックで、SOA対応、柔軟性、コスト効果などが特徴。
JBossは中小規模企業では人気があるが、大企業分野では弱く、Red Hatは新イニシアティブで同分野を強化して、2015年までにエンタープライズ・ミドルウェア・ワークロード市場で、50%のシェア獲得を目指す。
Enterprise Accelerationでは、リソースセンター「Enterprise Acceleration Center」を設けて、導入や移行を支援。パフォーマンスチューニングラボ、マイグレーションラボ、ライブ運用テストなどの機能を提供し、ベストプラクティス、サービス、専門知識を得られる場とする。
また、JBoss Enterprise Middlewareを補完する新しいオープンソースプロジェクトも支援して、ポートフォリオの拡大を図る。このほか、営業支援としてパートナーエコシステムを整備する。
■ URL
米Red Hat
http://www.redhat.com/
プレスリリース(英文)
http://www.redhat.com/about/news/prarchive/2008/accelerate.html
( Infostand )
2008/02/15 09:05
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