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独SAP、米Intelと提携して中規模企業向けパッケージを提供


 独SAPは3月4日(現地時間)、米Intelとの提携を拡大し、自社の中規模企業向け業務アプリケーション「SAP Business All-in-One」の組み込み済みパッケージを提供すると発表した。容易に設定でき、TCOを削減するという。中規模企業市場への訴求を強める。

 提携では、Intelの「Intel Xeon」をベースとしたOEM各社のシステム、Business All-in-One、米Novellの「SUSE Linux Enterprise」、SAPのデータベース「SAP Max DB」をパッケージにして提供。製造業、サービス、貿易の3業種をターゲットとする。

 システムを最適化して、事前に設定することで、インストール作業を容易にし、TCOを抑えられるとしている。また、業界特化型のソリューションが利用できる上、拡張性もあるという。

 SAPはこれによって、同社の“開拓分野”としているSMBの採用を促進する狙いだ。今後、Intel以外にもハードウェアメーカーと同様の提携をすすめる予定という。

 SAPによると、中小規模企業顧客の700社がLinuxベースでSAPを実装しており、うち35%がSAP Max DBとセットで導入しているという。

 ドイツ・ハノーバーで開催中の「CeBIT 2008」で発表した。会場では、NEC製のIntelシステムをベースとしたプロトタイプを展示している。



URL
  独SAP
  http://www.sap.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.sap.com/about/press/press.epx?pressid=9128


( Infostand )
2008/03/05 08:47

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