米Red Hatは3月5日(米国時間)、知財分野のベテランとオープンソースコミュニティで著名な弁護士を迎え、法務部門を強化したと発表した。それぞれ副社長兼法務顧問補佐と、オープンソースライセンス・特許顧問を務める。同社とコミュニティのオープンソース活動を法の側面から支援していくという。
副社長兼法務顧問補佐のRob Tiller氏は、法律事務所の米Helms, Mulliss & Wickerに20年以上勤務。知的所有権と技術訴訟、商業訴訟と独占禁止法訴訟を専門としていた。Red Hatでは、社内の知的所有権チームを統括し、ライセンス、著作権、特許、商標などの問題を担当する。オープンソースの法的問題に関連したポリシーや戦略開発も行うという。
オープンソースライセンス・特許顧問のRichard Fontana氏は、Software Freedom Law Center(SFLC)の法律顧問として「GNU General Public License(GPL)Version 3」の草稿をEben Moglen氏の下で手がけたほか、オープンソースプロジェクトなどへの助言も行ってきた。Red Hatでは、オープンソースライセンスや特許関連の問題を担当する。ライセンスに関しては、オープンソースコミュニティとの渉外役も務める予定。
同社で法務顧問を務めるMichael Cunningham氏は、オープンソースコミュニティの推進、保護、擁護の支援にあたって重要な人材を得たとしている。
■ URL
米Red Hat
http://www.redhat.com/
プレスリリース(英文)
http://www.redhat.com/about/news/prarchive/2008/appts.html
( Infostand )
2008/03/07 08:59
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