米Microsoftは3月12日(米国時間)、Dynamicsブランドで展開している業務アプリケーション分野の戦略、およびERPの最新版「Microsoft Dynamics AX 2009」(開発コード名:AX 5.0)を発表した。Dynamics AX 2009はホスティングとインストールの両方に対応、使いやすさを改善した。今年前半にリリースの予定。
Dynamics AX 2009は、中規模企業向けのERPソリューションの一部で、使いやすさを最大の特徴とする。コペンハーゲン大と共同開発した新メソドロジー「FellIT」を導入して、ソフトウェアに対するユーザーの反応から要求を探り、30以上のメニューからなる「Role Center」を提供する。例えば幹部向けの役割を利用した場合、法規制への順守とパフォーマンス指標を照らし合わせることなどができるという。
このほかの強化点としては、規制順守に関連した情報を一元管理する「Compliance Center」、「Workflow Framework」の統合によるビジネスプロセスの改善などがある。Microsoftのユニファイドコミュニケーションプラットフォームを統合することで、リアルタイムでのコミュニケーションとコラボレーションも可能となる。
あわせてDynamics製品群全体の戦略として、オンラインサービスを提供することも発表した。第一弾として、PayPalなどに対応して支払い時の安全性を強化する「Payment」、eBayとの統合でオンラインストアを強化する「Marketplace」、検索エンジンマーケティング「Keyword Marketing」の3種類のサービスを提供。さらに種類を増やしていく予定。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/mar08/03-12Convergence2008PR.mspx
( Infostand )
2008/03/13 08:55
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