米Oracleは3月12日(米国時間)、フィンランドNokiaの端末・技術との相互運用性の強化を発表した。「Oracle Siebel CRM」などについてで、企業はモバイルアプリケーションを容易に開発・実装・管理して、生産性や顧客満足度を改善できるとしている。
両社は2003年から協業しており、今回3つの相互運用性を保証した。1つ目は、「Oracle Siebel CRM」プラットフォームと、Nokiaのモバイル電子メール管理ソリューション「Intellisync Device Management」の相互運用性。Intellisync Device Managementが「Siebel Wireless」「Siebel Handheld」の両モバイル技術を補完し、アプリケーション管理、デバイス設定などの高度な機能が利用可能となる。またユーザー設定、新しいデバイス管理プロファイルの送信・認証なども容易に行えるという。
2つ目は「Oracle Database Lite」による携帯電話ユーザーインターフェイス技術S60/Symbian 9のサポート。S60ベースの端末は、ネットワーク接続時にバックエンドのデータベースサーバーと同期可能となる。開発者はOracle Database Liteの機能を利用して、モバイルアプリケーションを容易に開発できるという。
3つ目はビジネスユーザー向けハイエンドスマートフォン「Nokia E90 Communicator」へのSiebel Wirelessの対応。「S60 Open Source Software(OSS)」ブラウザ技術のサポートによって、Siebelの各種モバイル機能をE90 Communicator上で利用できる。CRMデータの閲覧や編集などで、生産性が改善するとしている。
■ URL
米Oracle
http://www.oracle.com/
フィンランドNokia
http://www.nokia.com/
プレスリリース(英文)
http://www.oracle.com/corporate/press/2008_mar/nokia-siebelhh.html?rssid=rss_ocom_pr
( Infostand )
2008/03/14 09:05
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