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米Citrix、サーバー単位課金の「XenServer 4.1」を出荷開始


 米Citrixは4月1日(米国時間)、サーバー仮想化ソフト「Citrix XenServer 4.1」の出荷を開始した。昨年XenSourceを買収して、初の同製品ラインのリリース。料金体系はCPU単位ではなくサーバーごとの課金となり、1サーバーあたり年間600ドルから。単一のサーバーで無制限に仮想マシンを実装できる。

 同社が2007年10月に買収完了したXenSourceのサーバー仮想化ソフトウェア。オープンソースのハイパーバイザー技術「Xen」をベースに、x86サーバー上でWindowsとLinuxの仮想マシンを作成、実装できる。

 有償版は、Enterprise Edition、Standard Editionに加え、仮想マシンと物理マシンの両方を動的にプロビジョニングできるPlatinum Edition(月内に提供予定)を追加した。料金は、年間サブスクリプションがサーバー1台あたり600ドルから。同永久サブスクリプションが900ドルから。30日間の無償トライアルサービスも用意した。Express Editionは従来通り無償提供する。

 料金体系を、CPUベースではなく物理サーバー1台ベースにしたことで、CPUのソケット数にかかわらず1台のサーバーに無制限に仮想マシンやゲストOSを実装できる。CPUごとのライセンスと比べてコストを抑えられるという。

 Citrixによると、買収完了以来、再販事業者は8倍以上の2500社となり、顧客数は倍増したという。



URL
  米Citrix
  http://www.citrix.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.citrix.com/English/NE/news/news.asp?newsID=1340361&ntref=hp_article_headlines_US


( Infostand )
2008/04/02 09:00

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