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米Microsoftの「OOXML」、ISO標準として承認


 ISO(国際標準化機構)は4月2日(現地時間)、米Microsoftのオフィスファイルフォーマット「Open Office XML(OOXML)」をISO/IEC(国際電気標準会議)の標準規格として採択したことを正式に発表した。前回は標準承認に必要な賛成票を得られなかったOOXMLだが、今回は承認成立の条件をクリアした。

 Microsoftは「Microsoft Office」など自社オフィス製品で採用するOOXMLの標準化を推進しており、すでに承認を受けている欧州電子計算機工業会(ECMA)によりISO標準として提出していた。2007年9月、早期承認手続きで必要な条件(賛成票がISO/IEC JTC 1参加国の標準化団体の3分の2=66.66%=以上・反対票が全加盟国の4分の1=25%=以下)を満たさなかったため、その後の手続きに入っていた。

 今回、初回の投票時に提出されたコメントを今年2月の投票結果調停会議(BPM)で審議し、その後30日間の投票期間に各国の標準化団体が承認か否かを再投票した。締め切りは3月29日の深夜で、賛成票75%、反対票14%となり、OOXMLは国際標準として採択された。

 Microsoftは前日に声明文を発表、「ニーズを満たすオフィスフォーマットを選びたいと望んでいる顧客、技術企業、政府の勝利だ」と述べている。



URL
  国際標準化機構(ISO)
  http://www.iso.org/
  ISOのプレスリリース(英文)
  http://www.iso.org/iso/pressrelease.htm?refid=Ref1123
  米Microsoftのプレスリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/apr08/04-01OpenXMLVotePR.mspx


( Infostand )
2008/04/03 10:40

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