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米Seagate、ニアライン向け1TB HDDのSAS対応版を出荷


 米Seagate Technology(Seagate)は4月7日(米国時間)、容量1TBのエンタープライズ向けHDD「Barracuda ES.2」のSASインターフェイス版を出荷すると発表した。

 Barracuda ES.2の回転数は7200rpm、平均シークタイムは8.5ミリ秒。これまではSATAインターフェイス版が提供されていたが、このたびSASインターフェイス版がラインアップに追加された。これをメディアコンテンツやメールなどに応用すると、SATAインターフェイスに比べて平均135%の性能が向上するという。

 また今回は同時に、暗号化機能付きHDD「Cheetah 15K.6 FDE(Full Disk Encryption)」も発表された。この製品はSAS/FCインターフェイスが選択可能なエンタープライズ向けHDD「Cheetah 15K.6」へ暗号化機能を付加したもの。HDDのコントローラASIC内に暗号化エンジンを搭載しており、ホスト側へ負荷をかけずに暗号化を行えるという。加えて、暗号化時に、OS、アプリケーション、データベースなどへ特別な設定変更を施す必要もないとのこと。出荷開始は2008年第2四半期中で、OEM向けの提供を予定する。



URL
  米Seagate Technology
  http://www.seagate.com/


( 石井 一志 )
2008/04/10 18:32

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