米Intuitは4月17日(米国時間)、同社のオンライン・データベースサービス「QuickBase」プラットフォームを利用したWebアプリケーション開発環境のベータ版と開発者プログラムを発表した。アプリケーションプラットフォームを開放し、企業向けクラウドコンピューティングに参入する。
開発者プログラム「QuickBase Developer Program」は、QuickBaseプラットフォームをベースにしたWebアプリケーションの開発を支援する。米salesforce.comのように、サードパーティの開発者がアドオンソフトを開発して、販売することも可能になるという。
QuickBaseプラットフォームと統合された「Eclipse」ベースの開発環境を用意。開発者はその上で、Adobe Systemsの「Adobe Flex」を使って、同社のSOHO向け会計ソフト「QuickBooks」と連携するコラボレーションや生産性向上用のRIAを迅速に開発できるという。
ユーザーは自前のインフラ不要で、エンタープライズクラスのQuickBaseインフラを利用できる。また、開発者は中小規模の事業者を中心とするQuickBooksの膨大なユーザーにリーチできることになるという。
この分野は、salesforce.comのAppExchangeや米Amazon.comのデータベースSimpleDBなどのサービスがあり、米GoogleもGoogle App Engineを発表したばかり。
■ URL
米Intuit
http://www.intuit.com/
プレスリリース(英文)
http://www.intuit.com/about_intuit/press_room/press_release/2008/0417.jhtml
( Infostand )
2008/04/18 09:43
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