米IBMは4月18日(米国時間)、ストレージ向けソフトウェアを開発する米Diligent Technologiesを買収したと発表した。買収金額は非公表。IBMはストレージ関連を強化しており、今年に入って同分野3社目の買収となる。
Diligentは、米国に本社を置き、イスラエルに開発部門を持つベンチャー企業。バックアップデータの重複を排除する“データ・デデュプリケーション”、アーカイブ、データ・リテンションなどを含むデータ保護技術「ProtecTIER」が主力製品で、データセンターのコストを削減するという。
IBMは、Diligentの技術と社員をシステムズ&テクノロジーグループのシステムストレージ事業部に統合。Diligentのデータ保護技術を自社サーバーやストレージ製品で活用する。
これによって、パフォーマンス、拡張性に優れたデータデデュプリケーション技術を提供し、「Tivoli Storage Manager」などバックアップ・復旧アプリケーションを補完できるとしている。データセンターの効率化の改善、新しいサービスの高速な実装につながり、クラウドコンピューティング、仮想化、グリーンITなどを支援していく。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
米Diligent Technologies
http://www.diligent.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/23929.wss
( Infostand )
2008/04/21 09:06
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