米Microsoftは4月22日(米国時間)、複数のデバイスのデータを同期させるプラットフォーム「Live Mesh」のテクノロジープレビュー(TP)版をリリースした。デバイス、ソフトウェア、サービスを連携させるもので、Windows以外のOSにも対応するという。
開発チームのブログによると、Live Meshはさまざまなデバイスを連携させるプラットフォームで、データやアプリケーションの共有を可能になる。オープン、包括性、アクセス性が特徴で、クラウドコンピューティングの要素を取り入れることで、デバイスや場所を問わずに必要なデータや情報にアクセスできるという。
「Windows Live ID」を利用してログオンすると、自分のLive Meshスタートページが表示される。ここで、デバイスの追加、削除、管理ができる。デバイスのローカルにあるフォルダをLive Meshに追加すると、ほかのデバイスからアクセス・共有可能となる。「Mesh Bar」により、ユーザーによる更新情報などを把握できる。ここでは、ソーシャル機能も利用できるという。
このほか、Webブラウザ経由で自分のメッシュにアクセスできる「Live Desktop」、「Windows Remote Desktop」をベースに、自分のメッシュ内にあるほかのデバイスにアクセスできる「Live Remote Desktop」などの機能がある。Live Desktopの容量は5GB。デバイスにはLive Meshのクライアントのインストールが必要。
TP版は限定で、現時点では登録を締め切っている。当初英語版のみで、対応OSはWindows XP/Vista。今後、ソフトウェア開発キット(SDK)なども提供する計画という。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
Live Mesh
https://www.mesh.com/
Microsoftのブログ(英文)
http://dev.live.com/blogs/devlive/archive/2008/04/22/279.aspx
( Infostand )
2008/04/25 08:58
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