米IBMは4月28日(米国時間)、中規模企業向けサービスブランド「IBM Express Advantage」を拡充、データバックアップと電子メール保護の2種類のセキュリティサービスを追加したと発表した。大規模企業向けの技術を導入しやすいパッケージにしたもので、中規模企業のセキュリティニーズに対応する。
データバックアップの「IBM Information Protection Services-Remote Data Protection Express」は、分散環境向けのオンデマンド・バックアップサービス。2月に買収を完了した米Arsenal Digital Solutionsの技術をベースとしたもので、遠隔のWindowsサーバー/PCのバックアップや復旧ができる。ハードウェア、ソフトウェア、モニタリング、管理によって構成され、自動化とセキュリティが特徴。
「IBM Information Protection Services-Data Retention and Archival-E-Mail Management Express」は、電子メールアーカイブと継続性を提供する。訴訟対策としてのアーカイブ、電子メールへの一貫したアクセス、紛失した電子メールの復旧、モバイル端末による電子メール利用のサポートなどの機能があり、パートナー企業は必要な技術を組み合わせてソリューションを構築できるという。
Express Advantageはパートナー向けのプログラムで、技術、ビジネスソリューション、財務の面でパートナー各社を支援する。IBMはパートナー向けの奨励策も併せて発表した。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
ニュースリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/24020.wss
( Infostand )
2008/04/30 08:54
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