米Sun Microsystemsは5月5日(米国時間)、「OpenSolaris OS 2008.05」をリリースした。Solaris OSをベースに、オープンソースコミュニティのOpenSolaris Communityが開発したオープンソースOS最新版で、デフォルトのファイルシステムに「ZFS」を採用した。同社のWebサイトから無料でダウンロードできる。
Solarisのカーネルをベースに「GNOME 2.20」などデスクトップ機能、アプリケーションを組み合わせ、自己回復のためのシステム情報取得機能「DTrace」に対応した。このほか、コンテナ技術「Solaris Zones」などを特徴とする。安定したプラットフォームと最新技術のバランスをとりつつ、ビジネスおよび開発に必要な機能を備えたという。
インストールの「LiveCD」とネットワークベースの「OpenSolaris Image Packaging System(IPS)」を利用して、高速かつ安全にインストールできる。“やり直しボタン”のように機能するロールバック機能を備えており、「VirtualBox」をはじめとするさまざまな仮想環境でロードできるという。
あわせて米Amazonと提携して、「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」でOpenSolaris OSの一部機能やMySQLなど、Sunのオープンソースソフトを提供することも発表している。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.sun.com/aboutsun/pr/2008-05/sunflash.20080505.2.xml
「OpenSolaris OS 2008.05」ダウンロード
http://www.opensolaris.com/
( Infostand )
2008/05/07 08:53
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