米Hewlett-Packard(HP)は5月6日(米国時間)、最新の大容量ストレージシステム「HP StorageWorks 9100 Extreme Data Storage System」(ExDS9100)を発表した。ペタバイト級のストレージ容量を容易に管理できる初のNASシステムという。2008年第4四半期に出荷開始する。
ExDS9100は、大容量のストレージキャパシティと管理の容易さ特徴とするラックマウント型システム。Web 2.0企業など、膨大な量のファイルを取り扱う組織に最適という。パフォーマンスとキャパシティを独立させてプロビジョニンが可能。アプリケーションの可用性を高められる。
パフォーマンスブロックでは、「HP Blade System」シャーシにLinuxベースのブレードサーバー「HP BL460」を4~16台収容可能。ブレード1台あたりの最高スループットは毎秒200MBで、システム全体では毎秒3.2GBのスループットを実現する。キャパシティは1Uあたり12TB(テラバイト)で、ストレージブロックが3ブロックの最小構成の場合の容量は246TB。最大(10ブロック)で820TBまで拡張が可能。
管理ソフトウェアのファイルクラスタリングソフトを直接サーバー上で動かすことで、余分な層を排除した。単一の管理インターフェイスで管理作業を容易に実行でき、システムの複雑性とコストを削減できるという。
■ URL
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2008/080506xa.html
( Infostand )
2008/05/08 08:50
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