米Citrixは5月20日(米国時間)、デスクトップ仮想化製品「Citrix XenDesktop」の出荷を開始するとともに、XenDesktopを容易に導入できるアプライアンス「Citrix Branch Repeater」を発表、出荷開始した。仮想化されたデスクトップとアプリケーションをTV放送の感覚で配信できるという。
Citrix XenDesktopは、データセンターのXen仮想マシン上にデスクトップ環境を構築して、シンクライアントから操作するソリューション。Citrix Branch Repeaterは、データセンターと出先の間に置いて、端末の管理を容易にする。
端末側には、Branch Repeaterが配信するシンクライアント「Citrix Desktop Receiver」をインストール。XenDesktopと連携して、高速起動できる「Instant On」などの機能を備え、容易かつ安全にデータにアクセスできる。
アプリケーション配信には、「Citrix XenApp」「Citrix NetScale」と連携可能な「Citrix App Receiver」を提供する。自動アップデートが可能で、アプリケーションのインストールと保守が不要となる。いずれもプラグインに対応しており、Citrixやサードパーティのサービスを追加できるという。
また、Branch Repeaterはオプションで「Microsoft Internet Security and Acceleration Server」を提供。Webコンテンツのキャッシュによって、ユーザーがページをロードする時間を短縮できるという。
いずれもCitrixの製品群「Citrix Delivery Center」を強化する。Citrix Branch Repeaterの価格は5,500ドルから。クライアントは無料で、今年後半にダウンロード可能になる予定だ。Citrixは米Microsoftと共同で販売する。
■ URL
米Citrix
http://www.citrix.com/
プレスリリース(英文)
http://www.citrix.com/English/NE/news/news.asp?newsID=1453018
( Infostand )
2008/05/21 08:55
|