米Brocadeと米EMCは5月21日(米国時間)、暗号化技術で提携したと発表した。EMC傘下のRSAの技術をBrocade製ファブリックベースの暗号化技術に統合。セキュリティや法規制順守用途向けの高信頼性データセンター暗号化ソリューションを開発する。これによって情報リスクを軽減し、ストレージ暗号化の複雑性を緩和するという。
両社は以前からSANなどで提携関係にあり、これを拡大する。Brocadeは、暗号化キー管理システム「RSA Key Manager for the Datacenter solution」などRSAの暗号化技術との相互運用性を確保し、自社が開発するファブリックベースの暗号化技術に統合。「Brocade Data Center Fabric(DCF)」アーキテクチャの一部とする。
ファブリックベースの暗号化技術とDCFによって、速度、容易な管理、異機種混合環境への対応を実現する。バックアップアプリケーションをフルスピードで稼動させ、信頼性を高める。また、異機種混合環境への対応によって、単一の暗号化ソリューションで他社製のバックアップ技術、ストレージ技術とも連携が可能となるとしている。
■ URL
米Brocade
http://www.brocade.com/
米EMC
http://www.emc.com/
プレスリリース(英文)
http://www.rsa.com/press_release.aspx?id=9403
( Infostand )
2008/05/27 08:45
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