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米Yahoo!が米Googleと提携、米上院委は独禁法調査開始へ |
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米Yahoo!は6月12日（米国時間）、米Googleと検索広告およびディスプレイ広告で提携したと発表した。Yahoo!の検索結果ページにGoogleの検索広告サービスを配信するもので、期間は4年間。更新によって最大で10年となる。これを受け、米上院の反トラスト法（独禁法）小委員会は、独禁法違反の可能性があるとして、調査を開始する。 提携は、Googleの検索広告サービス「Google AdSense for Search」と「Google AdSense for Content」が対象で、アルゴリズム検索は対象外。対象地域は米国とカナダで、Yahoo!のパブリッシャーネットワーク提携サイトも対象となる。 提携の下、Googleの検索広告がYahoo!の検索結果と一部のサービスに配信される。Yahoo!はGoogleの広告を表示する語句を選択でき、ユーザーエクスペリエンス、表示場所、比率なども自社で決定できる。提携は独占的なものではなく、Yahoo!は自社の「Panama」ベースの広告やサードパーティの広告の表示も継続する。このほか、両社はIMサービスについても相互運用性を実現していく計画。 これを受け、米上院反トラスト法小委員会の、Herb Kohl委員長は、「競争に大きな懸念をもたらす」として、競争とプライバシーの観点から調査を開始すると発表した。Yahoo!側は、規制当局の許可を得る必要はないが、実行するまで3カ月半の期間を自主的に設けるとしていた。 Yahoo!はこれに先だって同日、米Microsoftとの合併交渉を打ち切ったことも発表している。Microsoftは5月3日に買収提案の撤回を発表していたが、その後、全社的あるいは部分的買収についての交渉を再開していた。Yahoo!側は、Microsoftが提示していた検索事業のみの買収は自社の戦略に反するものと判断した、と説明している。 ■ ＵＲＬ 米Yahoo! http://www.yahoo.com/ 米Google http://www.google.com/ Yahoo!のGoogleと提携のプレスリリース（英文） http://yhoo.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=316450 Yahoo!の交渉打ち切りのプレスリリース（英文） http://yhoo.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=316365 米Microsoftの交渉打ち切りのプレスリリース（英文） http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/jun08/06-12statement.mspx Herb Kohl氏のプレスリリース（英文） http://kohl.senate.gov/~kohl/press/08/06/2008612C35.html
（ Infostand ）
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