米Dellは7月1日(米国時間)、ブレードサーバーの実装・管理ツール「Dell FlexAddress」を発表、販売を開始した。ブレードシャーシに差し込んでI/O仮想化などを実現。SANとLANの接続を最大限に活用できるという。価格は499ドル。
Dellのブレードシャーシ「PowerEdge M1000e」用にファームウェア搭載SDカードの形で提供する。Fibre Channel World Wide Name(WWN)、Ethernet/iSCSI Media Access Control(MAC)をハードウェアから抽出し、スロットにひも付けする。
これによって、ネットワーク上にあるハードウェアとLANの通信を容易にし、一貫性を持ったインフラを構築できる。シャーシレベルでのネットワーク化、ストレージのマッピングが可能で、ブレードの実装・管理のコストと時間を削減。ブレードの交換時もFlexAddressに含まれている情報を利用するため、再設定が不要という。
また、M1000eの管理機能「Chassis Management Controller(CMC)」で管理できるため、既存のネットワーク運用管理機能とシームレスに統合が可能。アップグレードや交換などの情報をネットワーク側に伝えて、時間、コストを削減できるとしている。
■ URL
米Dell
http://www.dell.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.dell.com/content/topics/global.aspx/corp/pressoffice/en/2008/2008_07_01_rr_000?c=us&l=en&s=corp
( Infostand )
2008/07/03 08:34
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