米Hewlett-Packardは7月16日(米国時間)、コンテナベースのデータセンター「HP Performance-Optimized Data center(POD)」を発表した。40フィート(約12メートル)のコンテナに、必要設備をモジュール構造で搭載。クラウドコンピューティングやWeb 2.0に最適という。10月から提供を開始する。
積載量約30トンの40フィートコンテナ内に最大3,520のコンピュータ・ノード、最大1万2000基のLFF(Large Form Factor)ハードディスクを搭載可能。通常のデータセンターの4000平方フィート(約1219平方メートル)分の処理能力に匹敵するという。ラックあたりの電力キャパシティは27kW。
業界標準をサポートしており、顧客は必要に応じて、HPやサードパーティの技術を組み合わることができる。リモート管理機能も備える。電力や密度に最適化した設定で、物理インフラのキャパシティを容易に拡大。データセンターの運用コストを最大50%削減して、消費電力も抑えられるという。
HPの冷却技術「Dynamic Smart Cooling」「Modular Cooling System」、電源管理技術「Power Distribution Rack」などのソリューションとの組み合わせも可能。カスタマイズ/設定/統合サービスの「Factory Express」で対応する。受注から出荷までは6週間。
■ URL
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
プレスリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2008/080716xa.html?mtxs=rss-corp-news
( Infostand )
2008/07/17 08:50
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