米IBMは7月30日(米国時間)、継続的データ保護技術「IBM Tivoli Storage Manager FastBack」を発表した。アプリケーション、データベース、ファイルサーバーのデータを障害発生時に、ほぼ瞬時に復旧できるという。8月15日から提供を開始する。
今年4月に買収した米FilesXの技術を自社のデータ保護技術に統合して開発した最初の製品。Microsoft Exchange、Microsoft SQL、Lotus Domino、Oracle、DB2などのファイルシステムやデータベースに対応し、データ変更をブロックレベルで継続的にキャプチャする。
ポリシーベースのアプローチを採用。障害時にどの時点までさかのぼってデータを復旧するかの設定指標であるRPO(Recovery Point Objective)とRTO(Recovery Time Objective)などの復旧サービスレベルを改善。規模の大小を問わず、システムのパフォーマンスに与える影響も最小限に抑えるという。
FastBackのほか、Microsoft Exchange専用の「FastBack for Microsoft Exchange」、異なるハードウェアにシステム全体を復旧するマイグレーションツール「FastBack for Bare Machine Recovery」があり、3製品をセットにしたスイート「IBM Tivoli Storage Manager FastBack Center」も用意する。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/24738.wss
( Infostand )
2008/07/31 08:50
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