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米Yahoo!が株主総会で役員会を再選、Ichan氏も役員に


 米Yahoo!が8月1日(米国時間)に開催した2008年株主総会で、経営陣が提出した役員人事案が賛成多数で承認された。ほぼ全員が留任となり、新たに投資家のCarl Icahn氏が役員に就任した。CEOのJerry Yang氏らの路線への株主の支持を確認し、一連の買収騒動はこれで終息することになる。

 株主の投票結果は、Bostock氏が支持79.5%/反対20.5%、Yang氏は支持85.4%/反対14.6%など。また、委任状争奪戦を仕掛けることを表明していたIcahn氏は、7月21日の発表通り、Robert Kotick氏に代わって役員に就任した。

 Yang氏は「われわれは株主のため、持続可能で収益性の高い成長を果たすという責務をさらに強化する。Yahoo!の資産は他に例のない素晴らしいものであり、今年になって成し遂げた進歩は、これらの資産から利益を得られることを示している」とコメントしている。

 Icahn氏との和解の際、役員数を現在の9人から11人にすることも決めており、残る2人は8月14日までに発表する予定。当初の和解合意では、Ichan氏が推薦する役員候補に、新たに前AOL会長兼CEO(現Velocity Interactive Group)Jonathan Miller氏を加えた合計9人から選出するとしていた。

 ただし、Miller氏については、AOLの親会社である米Time Warnerが同氏のYahoo!の役員会就任に反対していることが米紙で報じられている。Miller氏がAOLを辞職する際の契約では、競合他社で働かないという競争避止条項が盛り込まれており、まだその有効期間中という。



URL
  米Yahoo!
  http://www.yahoo.com/
  プレスリリース(英文)
  http://yhoo.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=325936


( Infostand )
2008/08/04 08:58

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