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米IBM、事業継続サービスに3億ドル投資、世界13カ所にデータセンターを設置


 米IBMは8月20日(米国時間)、事業継続サービスのためのデータセンター「Business Resilience Center」を世界10カ国13カ所に年内に構築すると発表した。企業や政府機関の需要が強く、専用センターを立ち上げることでニーズに応える。投資額は3億ドルにのぼり、この分野で同社最大の投資となる。

 センターは、東京、中国、米国など世界10カ国計13の都市に設立。IBMの遠隔からのデータ管理、情報保護などの機能を利用して、仮想的に、あらゆる条件下で事業継続ができるようにするという。障害発生時の速やかな復旧や法規制順守なども特徴。

 またIBMは、事業継続機能を持つクラウドコンピューティングサービスを提供するための「Information Protection Services」を増強していくことも明らかにした。IBMのハードウェアとストレージ管理ソフトウェアなどで構成し、先に買収した米Arsenal Digital Solutionsのオンデマンドデータ保護技術をプラットフォームに統合していく。これによって、顧客はクラウドコンピューティングの利点を活用しながら、クラウド内に安全にデータを格納できるという。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/24957.wss


( Infostand )
2008/08/21 08:54

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