米Gartnerは8月21日(米国時間)、2008年第2四半期(4~6月期)の世界サーバー出荷台数が前年同期比12.2%増の234万台、売上高は同5.7%増の138億ドルだったと発表した。ベンダー別シェアは、出荷台数では米Hewlett-Packard(HP)が、売上高では米IBMがそれぞれ首位を守った。
Gartnerによると、米国などでの景気後退の一方で、世界全体では成長しているという。第1四半期からのトレンドであるx86サーバーの買い替えが今期も続いたほか、Webデータセンターの構築、新興国市場の成長が出荷台数を押し上げて2ケタ成長を記録した。
また、RISC-ItaniumベースのUNIXサーバーは、出荷台数で同7.5%減少となったものの、売上高ベースでは9.4%増となるなどハイエンド製品が好調だった。
ベンダー別では、HPが30.2%(前年同期31.2%)で引き続き出荷台数のトップ。以下、Dellが24.7%(同22.3%)、IBMが13.2%(同14.1%)、Sun Microsystemsが4.1%(同4.6%)、富士通/Fujitsu Siemensが2.6%(同2.8%)の順。とくにDellは伸び率24.2%の大幅増を記録した。
売上高ベースでは、IBMが31.2%(同29.6%)でトップ。「System p」「System z」の両ブランドが好調で、他の減少を補った。2位はHPの27.6%(同28.4%)、3位がDellの13.0%(同12.0%)、4位はSunの11.8%(同13.8%)。5位の富士通/Fujitsu Siemensは3.6%(同3.8%)。成長率ではSunと富士通/Fujitsu Siemensがマイナス成長を記録した。
■ URL
米Gartner
http://www.gartner.com/
プレスリリース(英文)
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=745516
( Infostand )
2008/08/25 09:03
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