米Citrix Systemsは8月25日(米国時間)、Windowsアプリケーション仮想化ソリューションの最新版「Citrix XenApp 5」を発表した。パフォーマンスを改善し、インストールを上回る体験を提供するという。9月10日から出荷する。
XenAppは、Windowsアプリケーションを配信するための仮想環境で、旧製品名「Presentation Server」から改称した。Citrixはオープンソースの仮想化ベンダーXenSourceを買収して以来、Xenブランドで製品体系を一新しており、同製品、サーバー仮想化の「XenServer」、デスクトップ仮想化の「XenDesktop」の3製品をあわせて「Citrix Delivery Center」としている。
アプリケーションをデータセンターで中央に集約し、オンデマンドで配信することでデスクトップでの複雑なアプリケーション管理作業とコストを削減する。XenDesktopと組み合わせることで、さらに容易になるという。
最新版では、パフォーマンスと管理コスト面を強化。パフォーマンスでは、アプリケーションの起動時間を前バージョン比で最大10倍高速化した。50以上の機能強化によってインストール以上の体験をエンドユーザーに提供できるという。また、アプリケーションの準備と保守にかかるコストを25%以上削減できるという。
また、「Microsoft Windows Server 2003」を完全にサポート。「Microsoft Windows Server 2008」にスムーズに移行できるという。
北米での価格(1ユーザーあたり)は、Advanced Editionが350ドル、Enterprise Editionが450ドル、Platinum Editionが600ドル。
■ URL
米Citrix Systems
http://www.citrix.com/
プレスリリース(英文)
http://www.citrix.com/English/NE/news/news.asp?newsID=1680725
( Infostand )
2008/08/26 09:41
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