xVM VirtualBoxは、Sunの仮想化プラットフォーム「Sun xVM」のエントリレベル製品で、同社の仮想化・管理ソフトウェアプラットフォームの中核となる。今年2月にドイツのInnoTekを買収して、同社のVirtualBoxをxVM製品ラインに統合した。オープンソースで無償公開。Solaris、OpenSolaris、Windows、Linux、Mac OS Xをサポートしている。
最新版メジャーバージョンアップの2.0は、Windows Vista、Red Hat Enterprise Linuxなどの64ビット版をサポートして対応OSを拡大。また、Mac OS X向けのユーザーインターフェイスを新しくして、Mac OS XとSolaris向けのネットワーク機能も改善。パフォーマンスも強化した。
同時に発表したSun xVM VirtualBox Software Enterprise Subscriptionは、サブスクリプション形式で24時間365日の技術サポートを提供する。価格は1ユーザー年間30ドル。加入すると、自社ツールを使って実装する「Right to Use License」を受けられる。実装や運用を保証することで、エンタープライズへの対応を強化する。