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2008年Q2の世界スマートフォン販売は15.7%増の3220万台-Symbian後退、RIM躍進


 米Gartnerは9月8日(米国時間)、2008年第2四半期(4~6月)の世界のスマートフォン市場調査結果を発表した。総販売台数は前年同期比15.7%増の3220万台。OS別シェアではSymbian OSが57.1%でトップだが、前年同期(65.6%)からは後退した。

 出荷台数は上半期でみると、前年同期比22%増の6400万台となったが、成長率は2007年より低く推移しているという。ベンダー別では、フィンランドのNokiaが47.5%で首位。2位はカナダのResearch In Motion(RIM)の17.4%、3位は台湾HTCとシャープで各4.1%、5位は富士通の3.3%。Nokiaが前年の50.8%から後退したのに対し、RIMはほぼ倍増した。

 米Appleは前四半期の5.3%から2.8%に下落してトップ5から漏れた。「iPhone 3G」の投入を控えて初代iPhoneのチャンネルでの調整を行ったためで、Gartnerは、今年後半にはiPhone 3Gが大きく躍進し、スマートフォン市場全体の成長に寄与すると予想している。

 OS別では、Symbian OSは57.1%で首位ながら前年同期の8.5ポイントより下げ。2位のRIMは17.4%で倍増した。3位以下は、Windows Mobileが12%(前年同期11.5%)、Linuxが7.3%(同10.1%)、iPhoneのMac OS Xが2.8%(同1.0%)の順。

 地域別では、北米地域が同78.7%増で成長した市場をけん引した。EMEA(欧州、中東、アフリカ)は同21%増、アジア太平洋は同4.8%減、日本は同24%減だった。



URL
  米Gartner
  http://www.gartner.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=754112


( Infostand )
2008/09/10 08:53

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