米IBMは9月17日(米国時間)、企業向けソーシャルソフトウェア研究・開発のコラボレーション施設「IBM Center for Social Software」を米マサチューセッツ州ケンブリッジに開設すると発表した。次世代のWeb 2.0アプリケーションを模索する。
SNSなどソーシャルソフトウェアの企業での可能性を探る場とする。IBMの専門家、ビジネスパートナー、顧客、大学など研究機関が連携する新しいコラボレーション環境を作り、ソーシャルソフトウェアが抱える課題を解決してゆく。
目標として、ビジネスモデルの開発、ベストプラクティスの推進と商用化、産業に合ったエンタープライズSNSの設計とカスタマイズ、ポリシーなど企業におけるソーシャルソフトウェアのガバナンスなどを挙げており、政府やベンチャーキャピタルなどを加えた共同開発プロジェクトも立ち上げる予定。
IBMは、ここで得られた成果を、ソーシャルソフトウェア向けの拡張性のあるアーキテクチャなどの自社Web 2.0ポートフォリオの設計に活用する。これには、クラウドコンピューティングも含まれるという。
これまでに、Dow JonesとThomson Reutersのヘルスケア事業部が同センターに参加することが決まっている。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/25130.wss
( Infostand )
2008/09/18 09:31
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