最新ニュース
米Intelと米Oracle、企業向けクラウドコンピューティングで提携
米Intelと米Oracleは9月23日(米国時間)、企業向けクラウドコンピューティング分野で提携したと発表した。企業の自社用クラウドコンピューティング構築を安全性と効率の改善で支援するとともに、標準化によって導入・実装の簡素化を図る。開催中の「Oracle OpenWorld 2008」で発表した。
クラウドコンピューティングはエンドユーザー分野が先行しているが、両社は企業が同モデルのメリットを享受できるよう支援する。提携では、効率性、安全性、標準化の3つにフォーカスした。
効率では、Intelの仮想化技術「Intel VT」上でのOracleのサーバー仮想化技術「Oracle VM」と「Xen」の性能を強化。Xeonプロセッサで動作するOracleデータベースのパフォーマンスを17%改善したという。
安全性では、企業が公衆のクラウド環境で自社ソフトウェアを安全に提供するための課題解決に取り組む。Intelは今後、仮想化用セキュリティ機能を開発し、Oracleソフトウェア向けに最適化することなどを計画。承認されたアプリケーションのみを社用データにアクセス可能にし、追跡できるようにすることで規制順守に対応する。
標準化では、米VMwareなどが推進する仮想マシンイメージの共通仕様「Open Virtual Machine Format(OVF)」などの標準化を支援・拡大する。また、クラウドベースのサービスのプロビジョニングのためのWebサービス標準も共同で開発する予定。
■
URL
米Intel
http://www.intel.com/
米Oracle
http://www.oracle.com/
プレスリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20080923comp.htm?iid=pr1_releasepri_20080923m
( Infostand )
2008/09/25 09:11
Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.