米Sun Microsystemsは9月30日(米国時間)、ID管理ソリューション「OpenSSO Enterprise」を発表した。大規模システム向けの高性能なアクセス管理・フェデレーションソリューションで、Sunは同製品でID管理ポートフォリオを完成させた。
既存の「Sun Java System Access Manager」「Sun Java System Federation Manager」を統合したもので、Sunが主導するオープンソースのID管理プロジェクト「OpenSSO」がベース。実装が容易で、柔軟性と拡張性を備えるという。
組み込みディレクトリサーバー機能によって、別途、スタンドアロンのディレクトリ設定や実装をせずにアクセス管理の利用が可能。こうした組み込みディレクトリを利用できる唯一の製品という。また、中央サーバーとのエージェントを設定することで、複雑なWebアクセス管理ソリューションを容易に運用できるという。
マルチプロトコルのフェデレーションハブと軽量・高速なフェデレーションパッケージ「Fedlet」で、提携企業のサービスと連携できる。また「NetBeans IDE」「GlassFish」を利用してWebサービスを統合できるほか、「Security Token Service(STS)」を利用して、Webサービストークンのプロセスを一元化できる。
価格は4万ドル(2万5000ユーザー未満)。フェデレーション機能のみのエントリレベルは2万ドル(同)。「Sun Java Identity Management Suite」「Sun Java Enterprise System(JES)」のサブスクリプション顧客には無償で提供する。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/aboutsun/pr/2008-09/sunflash.20080930.1.xml
( Infostand )
2008/10/01 08:59
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