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米Google、2030年までにCO2排出量半減を目指すクリーンエネルギー計画案を発表


 米Googleは10月1日(米国時間)、米国の二酸化炭素排出量を2030年までに48%削減するなどの大規模なクリーンエネルギー計画案「Clean Energy 2030」を発表した。現在の石油依存モデルからの脱却を目指すもの。

 Clean Energy 2030は、1)エネルギー効率を高めることでエネルギー需要量を削減、2)石炭以外の安価な再生可能エネルギーの開発、3)電気自動車の発展のため電気グリッドの再開発、の3つを柱とする。

 具体的には、エンドユーザーによる電気エネルギー効率手段の積極的な採用、石炭・石油による発電の再生可能エネルギーへの置き換え、2030年を目標とする新車販売台数に占める電気自動車(ハイブリッド車含む)の比率の90%への引き上げなど。

 これによって、石油などの化石燃料ベースの発電量を88%削減し、自動車の石油消費を38%削減。現在1日1000万バレルという輸入石油への依存を33%削減、電力セクターの二酸化炭素排出量を95%削減、個人用乗用車の二酸化炭素排出量を38%削減。そして米国の二酸化炭素排出を48%削減できるという。

 Googleによると、これらの計画を実現するコストは4兆4000億ドルだが、同時に5兆4000億ドルのコスト削減につながるという。また、新産業を開拓して雇用を創出できるとしている。



URL
  米Google
  http://www.google.com/
  米Googleの公式ブログ(英文)
  http://googleblog.blogspot.com/2008/10/clean-energy-2030.html


( Infostand )
2008/10/03 08:48

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