Enterprise Watch
最新ニュース

米IBM、企業向けSNSなどのクラウドサービスを発表


 米IBMは10月6日(米国時間)、クラウドコンピューティングモデルに基づくサービスイニシアチブ「Cloud Services Initiative」を発表した。クラウドコンピューティングをベースとしたサービスをパッケージで提供してゆく。

 従来の自社運用型から、クラウドコンピューティングを利用したオンデマンド混在配信モデルに移行できるよう、ソフトウェア、サービス、技術リソースを組み合わせた。ISVが自社WebベースのサービスをIBMの顧客に提供できるプログラムも展開する。

 クラウドサービスパッケージは、「Bluehouse」「Lotus Sametime Unyte」などのアプリケーションのほか、「IBM Rational Policy Tester OnDemand」「IBM Rational AppScan OnDemand」「Remote Data Protection」などのセキュリティや管理機能からなる。要求主導でのプロビジョニング技術「Request-Driven Provisioning(RDP)」「Dynamic Workload Management(DWM)」などを利用して、配信の質を保証するという。

 Bluehouseは、SNSとコラボレーションツールを組み合わせたSNS。文書やコンタクトの共有、共同プロジェクトの進行、オンラインミーティングなどが可能で、企業はこれを利用して、ファイアウォールを越えて安全に協業できるという。無料のベータ版として提供。同社のWebサイトからアクセスできる。

 Lotus Sametime Unyteは、Webカンファレンスソフトウェアで、Web通信を利用して、文書、プレゼン、アプリケーションを共有しながらの会議が可能。

 IBMは現在、世界13都市にクラウドコンピューティングセンターを設置。40カ所の「IBM Innovation Center」を構築しており、顧客やISV向けに、クラウドコンピューティング関連の支援を行っている。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/25341.wss


( Infostand )
2008/10/07 08:49

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.