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米IBM、Linux対応メインフレーム「z10」エントリモデル


 米IBMは10月21日(米国時間)、エントリレベルのメインフレーム「IBM System z10 Business Class(BC)」を発表した。小型化、電力効率などが特徴で、メインフレームの機能をすべて搭載しながら、価格を10万ドル以下に抑えたという。今月中に提供を開始。専用のファイナンスサービスも用意する。

 z10 BCは、同社が今年2月に発表した「IBM System z10 Enterprise Class(EC)」のエントリモデルとなる。内部メモリは120GBで、2009年6月には248GBに拡張する計画。OSは、z/OSとLinuxに対応した。

 ハードウェアアクセラレータ搭載Enterprise Quad Core z10プロセッサ、暗号化などz10 ECと同じハイエンドの機能を縮小して提供する。最大130のワークロードのキャパシティを設定可能。最新サービスの提供、サーバー統合などの用途に向いており、規模に応じて容易に拡大できる。

 主に新興国市場、中小規模企業(SMB)向けで、x86サーバー232台分のキャパシティを83%小型化して提供する。消費電力コストは最大93%抑えられるという。前機種(IBM z9 BC)と比較するとパフォーマンスは40%向上し、キャパシティは50%以上改善。最大メモリは4倍に増加しているという。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/25584.wss


( Infostand )
2008/10/22 08:57

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