米Sun Microsystemsの共同創業者で上級副社長、チーフアーキテクトのAndreas Bechtolsheim氏が退社し、クラウドコンピューティング・ソリューションのベンチャー、米Arista Networksの会長兼CDO(最高開発責任者)に就任した。Arista Networksが10月23日(米国時間)発表した。
Bechtolsheim氏は、Scott McNealy氏、Bill Joy氏らとともにSunの創設に参加。ワークステーションの開発を担当した。Sunの“社員番号1番”を持っているという。1995年にSunを退社し、米Cisco Systemsの副社長などを経て、サーバー技術の米Kealiaを設立。同社が2004年にSunに買収されたのに伴って復帰した。
Arista Networksは、シリコンバレーのベンチャーで旧名Arista。大型データセンターのためのクラウドネットワーク・ソリューションを提供。10Gigabit Ethernetスイッチなどを製品化している。Bechtolsheim氏は同社に出資していたという。同時に、社長兼CEOに就任したJayshree Ullal氏は、元Cisco Systemsの上級副社長を務め、ネットワーク業界では著名人。
なお、Sunが10月20日に発表した2009会計年度第1四半期(7~9月)の決算見込みは、売上高が前年同期の32億1900万ドルを下回り、29億5000万~30億5000万ドルの間。赤字転落の見通し。
■ URL
Arista Networks
http://www.aristanetworks.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.aristanetworks.com/en/PR_20081023_00
( Infostand )
2008/10/24 08:54
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