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2008年第3四半期に添付ファイル型スパムが8倍増-英Sophos報告書
英Sophosは10月27日(現地時間)、2008年第3四半期(7~9月期)のスパムの動向をまとめた報告書を発表した。悪意あるファイルを添付したスパムが急増し、前四半期の8倍、電子メールの416通に1通の割合になったという。
同期のトレンドは、添付ファイル型スパムの急増、リンクを埋め込んだソーシャルエンジニアリング手法、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を利用した手法など。
添付ファイル型は、大規模な攻撃が行われたこともあって前期比8倍増加となった。例として、米Appleの「iPhone」用ペンギンゲームを装うトロイの木馬「Agent-HNY」、米Microsoftからのセキュリティパッチ告知を装うトロイの木馬「EncPk-CZ」などを挙げている。
ソーシャルエンジニアリング手法では、MSNBCやCNNのニュース速報を装ったものなどが流通した。ニュース記事へのリンクをクリックすると、悪意あるWebページにとび、トロイの木馬「Mal/EncPk-DA」に感染させられるという。
SNSは新しいトレンドで、FacebookやTwitterなどのWebサイトを経由して広がっているという。Sophosはこの手法は今後増えると予想している。
また、スパムを中継した国のトップは米国で、以下、ロシア、トルコ、中国(香港含む)、ブラジルの順だった。
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URL
英Sophos
http://www.sophos.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sophos.com/pressoffice/news/articles/2008/10/spamreport.html?_log_from=rss
( Infostand )
2008/10/28 08:56
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