米Sun Microsystemsは11月6日(米国時間)、オープンソースのWebアプリケーションサーバー「Sun GlassFish Enterprise Server version 3 Prelude」を公開した。同社のWebサイトからダウンロードできる。サブスクリプション形式でサポートサービスも提供する。
GlassFish Enterprise Server v3正式版の開発者用プレビューにあたるもので、Javaベースのサービスプラットフォーム標準OSGiのアーキテクチャをベースとしている。軽量、モジュール構成、インストール・管理の容易さ、拡張性などが特徴。
動的言語のサポートとして、JRubyのサポートを強化した。最新版では、Java技術をベースとしたサーブレットコンテナなしに、JRubyアプリケーションを動かすことが可能となった。また、Java、JRuby on Rails、Groovy on Railsをパフォーマンスを損なうことなく同時に動かせるという。
Sunの次期IDE「NetBeans IDE 6.5」と一緒に利用することで、JavaアプリケーションのWeb開発サイクルを簡素化できる。Webティアの運用環境に適しているという。
同アプリケーションサーバーは次期「Java Platform Enterprise Edition(EE) 6」の参照実装で、最新版では「EJB 3.1 Lite」「Java Server Faces 2.0」などのJava EE 6の最新機能にもアクセスできるという。