米Citrixは11月12日(米国時間)、Webアプリケーション配信を効率化するアプライアンスの最新版「Citrix NetScaler 9」を発表した。Webアプリケーションの配信コストを最大50%削減できるという。
NetScalerは、各アプリケーションに合わせて最適設定を自動的に推奨するレコメンデーションエンジンと最適化技術を組み合わせたアプライアンス。Webアプリケーションの性能を高速化し、TCOを削減できるという。
最新版では、Webアプリケーション実装情報をキャプチャする「AppExpert Templates」を強化した。これによって、NetScalerを導入後、マニュアル操作なしで自動的にアプリケーションを最適化できるという。管理者は「AppExpert Viewer」を利用して、Webアプリケーションの実行状態を包括的に把握できる。
また、さまざまなユーザー分類に応じてSLAを適用する「AppExpert Rate Controls」も追加。スパイダーやボットネットからのトラフィックを抑えることとで、優先権のあるユーザーに対しアプリケーションへのアクセスを確保することなどが可能という。
このほか、外部アプリケーションのロジックをNetScalerのポリシー決定に統合できる「AppExpert Service Callouts」などの新機能を備える。
有効な保守契約を持つ既存ユーザーは、11月26日から最新版を利用できる。
■ URL
米Citrix
http://www.citrix.com/
プレスリリース(英文)
http://www.citrix.com/English/NE/news/news.asp?newsID=1683909
( Infostand )
2008/11/13 08:55
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