米Sun Microsystemsは11月14日(米国時間)、全従業員の15~18%にあたる5000~6000人規模の従業員削減を発表した。大規模なリストラの一環で、同時にソフトウェア事業を役割別に3分割して再編。年間7億~8億ドルのコスト削減を行うとしている。
ソフトウェア事業の組織は、プラットフォームのSystems Platforms、アプリケーション開発のApplication Platform Software、クラウドを利用した配信のCloud Computing&Developer Platformsの3事業部に再編。あわせてソフトウェア担当上級副社長Rich Green氏の退職も発表した。
製品の担当は、Systems Platforms事業部がSolaris、xVM、VirtualBoxなど。Application Platform Software事業部がJava技術、GlassFish Application Server、MySQLなど。Cloud Computing&Developer Platforms事業部はNetBeans、StarOfficeなど。
同社が10月30日に発表した2009会計年度第1四半期(7-9月期)決算は、売上高が7.1%減、純損益は16億ドル超の大幅赤字で、景気低迷から、とくにハイエンド製品が不振だったという。
米ハイテク企業は、金融危機にあわせて相次いでリストラを発表しており、AMD、Symantec、Hewlett-Packardなどが大規模な人員削減を行っている。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/aboutsun/pr/2008-11/sunflash.20081114.1.xml
( Infostand )
2008/11/17 09:00
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