米IDCは11月25日(米国時間)、2009年の世界ITサービス市場の成長率を、従来予想よりも1.5ポイント低い前年比5.2%増に下方修正した。金融危機を受けた不況の影響を入れたもので、世界ITサービス市場の動向予測を改定した「Worldwide Services 2008-2012 Forecast Update」として発表した。
プロジェクトベース、アウトソース、サポート・トレーニングの3種類のITサービス市場の動向予測。サービス分野の支出は、前回のITバブル崩壊時ほどの打撃は受けないが、市場の成長は当初の予想より低くなるという。2009年も、2012年まで低い成長率で推移すると予測している。
分野別に見ると、プロジェクトベースは2009年の年間成長率は3%以下だが、2012年までには増加傾向に戻ると予想している。アウトソーシングは、現在、市場をけん引しているビジネスプロセスが今後も主要なカテゴリになると見ている。だが、最も成長率が高いのは、アプリケーションホスティング管理で、このトレンドは今後も続くと見ている。
サポート・トレーニングの成長率は、2012年まで年成長率3%以下で、ハードウェアとソフトウェアの両方で、企業の実装・サポートへの支出は縮小すると予想している。
■ URL
米IDC
http://www.idc.com/
プレスリリース(英文)
http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS21542508
( Infostand )
2008/12/01 09:01
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