米iSuppliが12月23日(米国時間)に発表した2008年第3四半期(7-9月期)の世界のPC総出荷台数は前年同期比15.4%増の7900万台で、四半期ベースの出荷台数で初めてノートPCがデスクトップPCを上回った。ノートPCのすそ野が広がり、すべての人がノートPCを持つ時代が始まったとしている。
成長率は同社が予想していた12%増を上回った。ネットブックが成長をけん引し、ノートPCは同約40%増の3860万台、デスクトップPCは同1.3%減の3850万台で逆転した。
ベンダー別では、米Hewlett-Packardが1490万台(シェア18.8%)で首位。以下、米Dell(同13.9%)、台湾Acer(同12.2%)、中国Lenovo(同7.5%)、東芝(同4.6%)までがトップ5。上位5社の順位は変わらなかったが、Acerが大きくシェアを伸ばし、前四半期比45%増、前年同期比79%増を記録。ノートPCの出荷台数は前四半期より300万台以上多く、その多くがネットブックだった。
6位以下では、やはりネットブックが好調な台湾ASUSTek Computerが6位。ノートPCに限るとLenovoを抜いて5位となる。米Appleは7位で、シェアは前四半期から約0.5ポイント減の3.2%だった。
第3四半期の出荷台数が予想を上回ったことを受け、iSuppliは2008年度通年の予想を前年比12.5%増から13%増に上方修正した。2009年は4.3%増を予想している。
■ URL
米iSuppli
http://www.isuppli.com/
iSuppliのプレスリリース(英文)
http://www.isuppli.com/NewsDetail.aspx?ID=19823
( Infostand )
2008/12/25 08:58
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