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Jobs氏の体重減少の原因は「ホルモンバランス障害」、CEOは続投


 米AppleのCEO、Steve Jobs氏は1月5日(米国時間)、Appleコミュニティに向けた公開書簡で、自身の健康問題について「ホルモンバランス障害」であると報告した。すでに治療を開始しており、引き続きもCEO職を務めるという。

 公開書簡でJobs氏は「2008年の間、体重が減少した。この原因は、自分にも医師にもなぞだった」と告白。数週間前、徹底した原因追跡を実施して、自分がホルモンバランス障害を起こしており、体内のたんぱく質が奪われている状態であることが分かったとしている。

 Jobs氏によると、治療は簡単で、すでに開始しているという。治療期間は今年の春ごろまで要するが、その間もCEO職を続けるという。また「CEOが務められなくなったときは取締役会にその旨を報告する」とも記している。

 Jobs氏は昨年6月の「Worldwide Developers Conference 2008」(WWDC 2008)のときの“激ヤセ”で、健康状態に大きな問題があるという観測が浮上。また新年の「Macworld Conference&Expo」の基調講演を行わないという12月の発表を受け、うわさが再燃していた。Jobs氏は、2004年に膵臓がんの手術を受けている。

 Appleの取締役会もあわせて声明を発表し、Jobs氏が何らかの理由でCEOを退任することになった際はその情報を公開すると約束している。



URL
  米Apple
  http://www.apple.com/
  Steve Jobs氏の公開書簡
  http://www.apple.com/pr/library/2009/01/05sjletter.html
  取締役会の声明
  http://www.apple.com/pr/library/2009/01/05bod.html


( Infostand )
2009/01/06 08:59

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