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The Open Greoup、エンタープライズアーキテクチャ標準新版「TOGAF 9」


 業界団体The Open Groupは2月2日(米国時間)、エンタープライズアーキテクチャ標準の最新版「TOGAF(The Open Group Architecture Framework)9」を発表した。6年ぶりのバージョンアップで、モジュール構成を強化し、コンテンツフレームワークを一新した。組織・企業内での利用であれば無料で利用できる。同団体のWebサイトからダウンロードできる。

 The Open Groupは相互運用性とオープンな標準を目的とした業界団体で、米IBM、独SAP、NECなどの企業が参加している。TOGAFはエンタープライズアーキテクチャ用フレームワークで、アーキテクチャの設計、計画、実装、管理が行える。これによって、エンタープライズアーキテクチャの開発に要するコストと時間を削減し、リスクを緩和できるという。

 最新版では、モジュール構成を強化し、コンセプトとガイドラインを拡大。統合されたヒエラルキーの構築を支援するという。

 全体として、詳細で明確な情報を仕様に盛り込んだ。フレームワークを強化し、「Architecture Development Method(ADM)」をSOAやセキュリティアーキテクチャなどに適用する方法など、利用に関する詳細な資料を用意した。エンタープライズアーキテクチャの定義を形式化するコンテンツメタモデル「Architecture Content Framework」も導入した。

 The Open Groupによると、Fortune 50企業の60%で利用されているという。



URL
  The Open Group
  http://www.opengroup.org/
  プレスリリース(英文)
  http://www.opengroup.org/press/02feb09.htm


( Infostand )
2009/02/03 08:59

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