米salesforce.comは2月10日(米国時間)、SaaS型CRMアプリケーションの新版「Salesforce CRM Spring'09」を提供開始したと発表した。社内のベストプラクティスを営業担当者が活用するための「類似商談の検索」機能をはじめ、50以上の新機能が搭載されているという。
Salesforce CRMは、Webブラウザ上からすべての機能を利用できるSaaS型のCRMアプリケーション。新版では、Salesforce CRM内の既存のプレゼンテーションを応用して、営業・マーケティング向けの資料を作成可能な「プレゼンテーションの組み立て」機能を搭載したほか、コンテンツ配信向けの新機能も利用できる。これは、資料を送付する際にメールの添付ファイルとして送るのではなくURLリンクのみを送り、受信者が逐次ダウンロードや閲覧を行えるようにする機能。さらにコンテンツの追跡機能と併用すれば、誰がどのコンテンツを見たのかを確認できるため、リンクに関する動きの追跡管理が可能になった。
また類似商談の検索機能では、商談レコード内の指定の項目をもとに類似した案件の検索を行える。営業担当者は、同じような案件を担当している同僚にアプローチし、連携を実現できるとのことで、組織内の集合知の活用が可能になるとしている。
■ URL
米salesforce.com
http://www.salesforce.com/
( 石井 一志 )
2009/02/13 12:18
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